今回は Windows についての話です。
意識されていない先生も多いのですが、
2020年1月14日に、Windows7 のサポートが終了となります。
現在は、Windows Updateによりセキュリティプログラムの更新が行われていますが、
サポート終了後は更新されなくなります。
院内のPCなど、Windows7を使用されているクリニックはまだ多いです。
各発注業務、健診や検査結果のデータ受信、医療機器との連携、一部患者の管理データ作成、患者さんとのメールのやり取りやネットバンキング業務など、
重要な業務を行っているPCも多いのではないでしょうか?
もちろん、サポート終了後も使用できなくなる訳ではありませんが、
セキュリティの更新がされない状態ですので、どのようなトラブルが起こるか分かりません。
個人情報の漏洩やハッキングされ犯罪に利用される可能性もゼロではありません。
まず、電子カルテについては、
各メーカーやシステムにより対応が違ってきます。
ネットに接続できないタイプが多く、通常の運用では問題は無いかと思いますが、
注意点としては、
端末(PC)の故障(クライアント機の故障など)やトラブル時の対応かと思います。
部品が無く新規端末を購入しなければならない状態など、
os が Windows10 に変わる事で、現在使用している電子カルテのプログラムが Windows10 に未対応で端末の入れ替えが出来なかったり、
新規の電子カルテプログラムの購入(リプレイス)が必要となり、全ての端末の購入(入れ替え)が必要になったり、
現在の契約の内容にもよりますが、
購入から期間が経過しているクリニックは確認しておく必要があります。
院内でネット接続して使用しているPCについては、対応は必須ですね。
検査会社をはじめ、医療機器との接続や患者データを扱う管理システムがインストールされているなど、
色々なケースがあると思います。
インストールされているプログラムに関しては、
特に医療機器の連携プログラムなどは、windows10 用のプログラムは別で費用が発生するケース(新規購入が必要)もありますので、
しっかりと内容・費用を確認、想定をしておく必要があります。
各業務内容の確認・見直しも考え、業務改善にも繋げられるように、
準備・対応していきたいです。