がん免疫細胞療法

◆第4のがん治療

がん治療といえば、手術による切除、放射線治療、化学療法(抗がん剤)などでしょうか。

 

最近では第4の治療として、

がんの免疫療法を行なっている医療機関が増えてきたように感じます。

弊社クライアントでも、免疫療法を開始されたクリニックがあります。

 

日本ではまだ承認されておらず自由診療となり全額自己負担です。

医療機関や免疫療法の種類によっても異なりますが、費用は高額になります。

 

簡単な治療の流れですが、

感染症確認の為の採血検査をし、問題なければ、

免疫細胞を採取(採血)、加工・培養して免疫細胞を増やし抽出、点滴により免疫細胞の投与となります。

2週間ごとに6回、12週の治療が目安のようです。

 

専門で治療を行なっている医療機関の多くは専用設備があり、

患者さんから採取した細胞の加工・培養をそこで行なっています。

細胞の加工・培養は、他の専門医療機関や施設に委託することも可能です。

 

既存のクリニックで、免疫療法を導入、新規で始めるには、

厚労省への申請・手続きが必要となり、そのための審査(認定再生医療等委員会)もあります。

必要書類※も多く、また、治療を行うドクターには臨床経験も必要となります。

※再生医療等の安全性の確保等に関する法律の再生医療等提供計画

 

 

がん免疫細胞療法は、

患者さんやそのご家族の方などへ認知されだし、ニーズも増えてきているようです。

 

治療での改善が見られず、強い不安をお持ちの方、

最後の希望となるケースも多いかと思います。

 

外部委託を利用すれば、比較的導入しやすくはなっていますが、

免疫学の専門知識や技術の向上、インフォームドコンセントなど、

患者さんとの信頼関係を築くことの重要性も非常に高いと感じられます。